第2回 ゴールデンウィーク前夜。マックちゃん

東麻布の「マックちゃん」に仲間がそろった。

長年CM制作界で一緒にやってきた仲間たちだ。

全員揃うと8人、この夜は一人欠席。

最高齢64歳から56歳までいる。みんな薄くなっちゃったけど、

「マックちゃん」は、その中で広島出身の無類のお好み焼好きが

東京でいちばんうまい広島の味、と太鼓半押すお好み焼屋さんである。

ごくごく当たり前の素材を

ごくごく当たり前に焼いてくれるだけなんだが、

ただし、キャベツや豚肉はダイナミックに惜しみなく、

いや、はんぱじゃなく大量にいれてくれる。

広島焼のうまさの原点だな。

中山さん母子で一生懸命焼いてくれるのもいい。

「マックちゃん」は息子さんマコトくんの愛称。

この二人はいつも一緒にいる。近所に住んでいることもあり

よく町で会う。親子なんだから当たり前と云えば

当たり前だが、お母さんのマコト君可愛がりは、、、

頬笑ましいか、マコト君もう年頃なんだけど、

これじゃ嫁さん探すの大変だ、なんて余計なこと

考えてしまう。鉄板の前が常連の指定席。

中山母子とおしゃべりを楽しみながら、

ヘラでお好み焼をいただく。

もちろんこの夜も仲間で鉄板前席を独占した。

マックちゃんのオススメは、やはり豚玉のそば入かな。

オーソドックスな味。たっぷりのボリュームだから、

おおらかに食べたい。密かに人気なのが

和牛ステーキ。肉質はあえて問うまい。

400グラムはある。下にしくやきそばが

これまたばりばりで香ばしさ絶品!さらに大量の

クレソンを上にのせてだめ押し!

飲み物はすべて自分で冷蔵庫からセルフで。

ワインが好きな人は持ち込みをすすめる。

それが許されるようになるくらいに通いたい。

人気店につき要予約。

若山憲二


東麻布「マックちゃん」