第1回 kick off!東京お好み焼大好き会。

お好み焼が大好きだから、「大好き会」を

発足してもうすぐ1年経っちゃうよ。

会長の長友啓典さんから、ホームページはまだか、

イベントはいつやるんだ、どっちもまだならせめて

主要メンバーだけでも集まろうや、とお叱りを受けて

先日キックオフの会合となった。

会長に事務局のボク、プロヂューサー3名、

営業企画2名、それにこの会を全面的に

応援してくださっているソルトコンソーシアム代表の

井上盛夫さんが参加してくれた。

 

場所はもちろんお好み焼やさんで、天現寺の昭和の

匂いがぷんぷんの「ぼちぼち」、懐かしき大阪下町の味と

うたってはいるがトラッドもあればニューウエーブもある。

さらにお好み焼だけでなく、魚に肉、野菜の各種鉄板焼きが続き、

うまさとメニューの品数の多さで評判の店だ。

ま、我々は堅い話をするわけでなく、もう開店前から

いつ始まったという感じもなく、わいわいはじめさせてもらった。

飲むし、焼くし、今後どういうスケジュールで「大好き会」を

進めていくかという本題に入ったときは

もうみんないい気分に仕上がっていた。

会の言い出しっぺのボクは全員を知っているが、

長友会長と井上さんはみんなと初めて、

お二人どうしも初顔合わせ、そこがお好み焼のいいところで

焼いて、飲んでいれば会話は後からついてくる。

ずっと以前からの仲間のように盛り上がる。

東京出身もいるが、大半は西や東の田舎もんの集まりだし、

この夜は長友さんと井上さんが大阪で、

東京に出てくる以前の話が中心に廻った。

ミナミはどこそこのおばちゃんの、

神戸は元町のどこそこのおっちゃんのつくる

お好み焼をほんとうにうまそうに身振り手振りで話してくれた。

会長はもう4、5歳から近所のお好み焼やさんに

通ってたというから筋金入だね。

家の台所から卵をお母さんの目を盗んでは持ち出し、

その店で焼いてもらっていたという話は

泣けた、いや笑った。いい話だ。

お好み焼にはみんな思い出というか、

自分だけのストーリーを持っている気がする。

お好みのソースと油が入り混じった匂いとともに、

大人になったと言ったら大げさだけど。

東京に出てきてもう何年?染み付いてるんだな、

ほんとうはこの5月に発足記念のイベントとして

14、5店舗に出店してもらって、かるくお好み焼祭りを

やろうということになっていた。東京の真ん中で。

場所もほぼ決まりかかっていたが、この夜の会で

大変更となった。ビールの勢いもあったと思う、

真夏にもっと多くの店にどーんと出てもらい

3日間くらいの夏祭りとして大々的にやろうと全員一致で

決まったらしい。ボクも酔ってうる覚えだった。

エグゼクティブ・プロデューサーの長谷川さんが

翌日断言していたから間違えないな。

そろそろ「大好き会」の名刺を持って東京中の

お好み焼やさんを回らないと。

ついつい顔なじみの店に偏っちゃうんだけど、

評判のいい店もたくさんあるから頑張って廻ろう。

「大好き会」のことをお店の人に話すと、みんな喜んでくれる。

大阪の人も、広島の人も、京都の人も、博多の人も

もちろん浅草や門前仲町の人も。みんな早くイベントをやれ、と

言ってくれる。つくる人もお好み焼が好きなんだよね。

大好きなお好み焼きを毎日焼けて幸せだと言ったおばちゃんもいた。

早く本格的なホームページをスタートさせ、

一歩一歩立派な会に育っていきたいと思っている。

若山憲二


広尾「ぼちぼち」TEL:03-5798-490